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ドイツ語の学習:よくある質問

ドイツ語を学ぶ人が実際によくたずねる質問36件と、それだけで完結する答え。もっと説明があるときは、答えの代わりではなく、答えの下にリンクを置いています。

はじめに

何から始めるか、どのくらいかかるか、日本語を話す人にとってドイツ語はどのくらい難しいか、レベルは何を意味するか。

ドイツ語は何から始めればいいですか。

三つを順番にではなく同時に始めましょう。毎日使う動詞の現在形、いつも冠詞といっしょに覚える最初の名詞、そしてふつうの文では動詞が2番目に来るという規則です。文法だけでは何も話せるようになりませんし、単語帳だけでは単語帳を読む人になるだけです。初日から完全な文を声に出して言いましょう。Ich heiße Yuki. Ich komme aus Japan. Ich wohne jetzt in Düsseldorf. そして、ドイツ語は日本語のように主語を省かないことに気をつけましょう。日本語なら「デュッセルドルフに住んでいます」で足りますが、ドイツ語ではichが必ず文に入ります。

レベルごとの文法

このサイトのA1、A2、B1は何を意味しますか。

ヨーロッパで広く使われている6段階の尺度の、最初の三つの段階です。A1は最初の文、A2は日常の用事、B1は仕事や学校や役所で自分で何とかできる段階です。このサイトはB1まで案内します。段階の名前はだれでも使えますが、公式の記述はここでは写していません。教材の順序は独自のもので、はっきりした基準に基づいています。難しい単語かどうかではなく、いつからそれなしでは困るかです。der Kühlschrank(冷蔵庫)は長い単語ですが、どの台所にもあるのでA1です。

ここでのレベルの決め方

B1まで、どのくらい時間がかかりますか。

正直な時間数はありません。それを確かな数字として出すところは、作っているのです。すでに何ができるか、どれだけ時間をかけるか、毎日どれだけドイツ語に触れるか、ほかの外国語を知っているかによって変わります。英語を知っていれば単語の面でかなり助けになります。言えることが二つあります。日本語とドイツ語は遠い言語なので、ヨーロッパの言語を話す人より時間がかかるのは当たり前で、才能の問題ではありません。そしてドイツに住んでいるだけでは足りません。職場でも家でもスマホでも一日の大半が日本語なら、ドイツ語の時間は意識して作る必要があります。週に一度長くより、毎日短くのほうが効果があります。

ここでの復習の仕組み

日本語を話す人にとって、ドイツ語は難しいですか。

難しいところもあれば、意外にやさしいところもあります。難しいのは日本語にないものです。冠詞、名詞の性、名詞の複数形、語尾の変化、2番目に来る動詞、üとö、rとlの区別、母音を挟まない子音の連続。やさしいのは、ほかの人が何か月も苦労するところです。母音の長短の区別(日本語にもあります)、副文で動詞が最後に来ること(日本語と同じです)、つづりと発音のずれの少なさ、そして漢字の熟語のように組み立てる複合語。何もかもゼロから学ぶわけではありません。

ドイツ語――短い紹介

英語を知っていると、ドイツ語は楽になりますか。

単語ではかなり楽になります。das Hausとhouse、trinkenとdrink、der Gartenとgardenのように、どちらもゲルマン語なので似た単語がたくさんあります。アルファベットにも慣れています。ただし文法では英語はあまり助けになりません。英語は格の語尾をほとんど失い、語順を固定しましたが、ドイツ語は格を残しています。そして英語を知っているからこそのわなもあります。alsoは「〜も」ではなく「だから」、bekommenは「〜になる」ではなく「もらう」、das Giftは「贈り物」ではなく「毒」です。

単語リスト

ドイツ、オーストリア、スイス、どこのドイツ語を学べばいいですか。

三つの国が書き言葉で共有している標準語です。違いは主に単語といくつかの習慣です。オーストリアでは1月をJännerとも言い、トマトはParadeiserです。スイスではßを書かないので、Strasseが正しい書き方です。南部とオーストリアではich bin gesessen、北部ではich habe gesessenと言い、どちらも標準語です。本当に違うのはスイスの日常の話し言葉で、それは多くのドイツ人にもわからない方言です。まず標準語から始め、住んでいる土地の言葉は後から足していきましょう。

南部でも:「haben」か「sein」か

ドイツに何年も住んでいるのに、ドイツ語が伸びません。なぜですか。

たいてい一つの理由ではなく、つり合いのせいです。仕事や店や役所で足りるドイツ語は、それ以上何も求めてきません。だれにでも通じるので、同じ間違いが何年も残ります。ich gehe Arztでも通じますが、正しくはich gehe zum Arztです。駐在員なら職場の言葉が英語か日本語のこともよくあります。才能の問題ではなく、だれも新しいことを求めないので、新しいことが入ってこないのです。小さく規則的な目標が役に立ちます。毎日いくつかの新しい単語、週に一度自分で書いた短い文章、そして自分のよくある間違いを一つ意識して直すこと。このサイトの文章チェックは、日本語を話す人に典型的な間違いを探します。

文章をチェックする

子どもが家では日本語を話しています。ドイツ語の妨げになりますか。

二つの言語での成長についての研究の多くは、二つの言語で育つことそのものは問題ではないことを示しています。子どもは両方を身につけることができ、しっかりした母語はしばしば第二言語の助けになります。大切なのは、どちらの言語でもたっぷり、豊かに話すことです。いいかげんに使われる言語は、よく使われる言語ほど力になりません。このサイトは子ども向けではなく大人向けで、この答えは専門家の助言の代わりにはなりません。子どもの言葉の発達が心配なら、小児科医、幼稚園、学校に相談しましょう。

ドイツで暮らす:仕事、講座、役所

統合講座、帰化、資格の承認、仕事でのドイツ語――確かなことと、担当の窓口に確かめるべきこと。

統合講座(Integrationskurs)とは何ですか。

ドイツに来た人のための、国が支援する講座です。語学の部分と、法秩序や歴史やドイツでの日常生活についてのOrientierungskurs(オリエンテーション講座)の二つからなります。講座を行うのは、連邦移民難民庁(BAMF)が認可した機関です。語学の部分もオリエンテーションの部分も、最後に試験があります。読み書きを学ぶ人や若者向けなどの特別なコースもあります。だれが参加できるか、だれが参加を求められるか、費用がいくらで、だれが免除されるか――これは変わることがあります。最新の情報はBAMFか、講座を開いている学校で確かめましょう。

日本国籍で、統合講座に参加できますか。

参加できるかどうかは、国籍よりも滞在許可の種類と滞在の目的で決まります。長く住むための滞在許可を持つ人は参加の権利がある場合があり、外国人局が参加を求めることもあります。短い滞在や仕事のための滞在では権利がなくても、空きがあれば認められることがあります。申し込みはBAMFに、多くの場合講座を開く学校を通して行います。条件は変わるので、申し込む前に外国人局(Ausländerbehörde)か学校で最新の状況を聞いてください。

ドイツに住むのに、ドイツ語は必要ですか。

滞在許可の種類によっては、ドイツ語の証明が求められることがあります。長く住むための許可や家族の呼び寄せでは、一定のレベルが条件になることがあり、仕事のための許可では求められないこともあります。どれが当てはまるかは自分の状況次第で、決めるのは外国人局です。実際の生活では、ドイツ語はほとんどどこでも必要です。賃貸契約、雇用契約、医者、子どもの学校、役所からのすべての手紙。そしてどの滞在でも、住民登録(die Anmeldung)は引っ越し後すぐに市民課で行います。このサイトは法律相談はしません。自分の状況については担当の役所に聞いてください。

ドイツ国籍を取るには、どのレベルのドイツ語が必要ですか。

帰化(Einbürgerung)には、法律が「十分なドイツ語の知識」を求めていて、これはB1レベルを意味します。たいていはB1の証明書で示します。それに加えて、ドイツの社会と制度についての知識を確かめる試験と、そのほかの条件があります。ドイツは2024年の法改正で複数国籍を広く認めるようになりましたが、元の国籍を保てるかどうかは、その国の法律にもよります。日本の国籍の扱いについては日本側の窓口にも確かめましょう。規則は変わり、事情は人によって違います。拘束力のある最新の情報は、担当の帰化官庁(Einbürgerungsbehörde)だけが出します。

仕事では、どのレベルのドイツ語が必要ですか。

一つの規則はなく、職業と雇い主によります。医療や介護など多くの職業では、職業団体や役所が一定のレベルを求め、それはB1より高いことがよくあります。国際的な会社や研究所では、職場の言葉が英語のこともあります。それでも、同僚との昼食、取引先との電話、契約書、病欠の連絡にはドイツ語が要り、ドイツ語ができる人は輪の中に入りやすくなります。ドイツには国が支援する職業語学講座(Berufssprachkurse)もあり、だれが利用できるかはAgentur für Arbeit、Jobcenter、または学校が教えてくれます。このサイトの単語リストには、仕事、役所、医者のテーマがあります。

単語リスト

日本の学位や資格は、ドイツで認められますか。

その職業がドイツで規制されているかどうかによります。規制された職業――たとえば医師、看護師、教師、保育士、一部の手工業――では、承認なしにはその職業で働けないか、保護された職名を使えません。その場合は承認(Anerkennung)の申請が必要で、たいていドイツ語の証明も求められます。規制されていない職業では承認なしで働けますが、学位の評価があれば雇い主が理解しやすくなります。どの役所が担当かは、職業と州によって違います。公式の情報は連邦政府のポータル「Anerkennung in Deutschland」にあり、拘束力のある判断は担当の役所がします。

役所からの手紙は、どうしてあんなにわかりにくいのですか。

役所のドイツ語は町のドイツ語ではないからです。三つのことが難しくしています。一つ目は、動詞が名詞になることです。beantragen(申請する)の代わりにdie Beantragungと書きます。二つ目は受動態がよく使われ、だれがするのかを言わないことです。Der Antrag wird geprüft.「申請は審査中です」。三つ目は長い複合語です。Kindergeldantrag、Steuererklärung。漢字の熟語と同じく、後ろから読みましょう。最後の部分が中心です。大事な手紙では、日付と期限(die Frist)を必ず確かめ、自信がなければ聞きましょう。通訳や相談窓口の助けを借りるのは恥ずかしいことではありません。

受動態

会社の転勤でドイツに来ました。仕事は英語です。それでもドイツ語を学ぶ価値はありますか。

あります。それも思っている以上に。職場の外は、ほとんどドイツ語だからです。家主、管理人、子どもの幼稚園、医者の受付、近所の人、配達の不在票。少しの文が言えるだけで、人に頼る場面がぐっと減ります。短い滞在なら、目的を絞って学ぶのがいちばんです。数と時刻、住まいと買い物の言葉、医者と役所で使う文。それに毎日数分の復習――電車の中で、昼休みに。このサイトの復習は短い時間でも使え、すでに覚えたことを覚えています。

練習へ進む

このサイトは、試験や証明書と関係がありますか。

いいえ。謙遜ではなく、事実です。このサイトはどの試験の範囲にも従っておらず、どの試験機関とも関係がありません。説明し、問いかけるだけです。証明書が必要なら、それを出すのは試験機関です。ここで練習したことはドイツ語の力になりますが、講座の代わりにはなりません。このサイトは何も約束しません。決まった期間で決まったレベルに届くと保証できる人はだれもいません。

文法

日本語を話す人がドイツ語でいちばん驚くところ。

本当に、名詞ごとにder、die、dasを覚えなければなりませんか。

はい。しかも最初の名詞からがいちばんです。日本語には冠詞も性もないので、後回しにしたくなる細かいことのように思えます。でもドイツ語では冠詞が格を運んでいます。der Mann、den Mann、dem Mann。冠詞を知らなければ、格も作れません。性に意味の上の理由はあまりなく、der Löffel(スプーン)は男性、die Gabel(フォーク)は女性、das Messer(ナイフ)は中性です。語尾が助けになります。-ung、-heit、-keitは女性(die Zeitung)、-chenは中性です。名詞はいつも冠詞と複数形といっしょに覚えましょう。der Tisch, die Tische。

語尾でわかる性

ドイツ語の格は、日本語の助詞と同じですか。

役目はかなり似ています。日本語の「が」「を」「に」「の」が、だいたいドイツ語の1格(Nominativ)、4格(Akkusativ)、3格(Dativ)、2格(Genitiv)にあたります。違いは置き場所です。日本語は名詞の後ろに助詞をつけますが、ドイツ語は名詞の前の冠詞の形を変えます。der Mann「男が」、den Mann「男を」、dem Mann「男に」。そして対応はいつも同じではありません。「彼を手伝う」はich helfe ihmで、「を」なのに3格です。動詞ごとに格を覚えるのが近道です。

四つの格の概観

どうして動詞が2番目に来なければならないのですか。日本語では最後に来ます。

ドイツ語の主文では、活用した動詞がいつも2番目に来ます。2番目の単語ではなく、2番目の要素です。Ich fahre morgen nach Berlin. Morgen fahre ich nach Berlin. 文頭にほかのものが来ると、主語は動詞の後ろに回ります。ところが副文では、動詞が日本語のように最後に行きます。…, weil ich morgen nach Berlin fahre「あしたベルリンへ行くので」。日本語の感覚は副文では味方になり、主文では敵になるのです。主文では動詞を早めに言うことを意識しましょう。

2番目の動詞

どうして動詞の一部が文の最後に飛んでいくのですか。

ドイツ語の動詞には、離れる前つづりを持つものがあるからです。anrufen(電話する)は主文でIch rufe dich morgen an.となります。動詞の本体は2番目、前つづりは最後です。こうして文に「枠」ができ、ほかの要素はすべてその中に入ります。話法の助動詞やPerfektでも同じ枠ができます。Ich will dich morgen anrufen. Ich habe dich gestern angerufen. 最後まで聞かないと意味が決まらないのは、日本語を話す人にはむしろなじみのある感覚かもしれません。

分離動詞

duとSieは、日本語の敬語と同じですか。

同じ方向ですが、ずっと単純です。ドイツ語には尊敬語や謙譲語の仕組みはなく、丁寧さの区別はほとんど二人称の一点に集まっています。家族、友人、子ども、そして多くの同僚にはdu、知らない大人、店や役所、仕事の改まった相手にはSieです。Sieは大文字で書き、動詞は複数形になります。どちらにするか迷ったらSieにしましょう。duに変えるのは、ふつう年上の人や上の立場の人が申し出ます。丁寧さはほかにbitte、könnten Sieのような接続法、そして口調で表します。

「du」「Sie」と話し方

ドイツ語の過去形はいくつあるのですか。どれを使えばいいですか。

話し言葉では主にPerfektを使います。Ich habe gegessen.「食べた」。Präteritumは書き言葉と、sein、haben、話法の助動詞のようなよく使う動詞で使います。Ich war müde. Ich hatte keine Zeit. 日本語の「た」は一つですが、ドイツ語ではどちらの形も「〜した」の意味で、違いは時間ではなく文体です。最初はPerfektを身につけ、warとhatteを足せば、日常の過去はほとんど言えます。

Perfekt

Perfektでhabenを使う動詞とseinを使う動詞があるのはなぜですか。

移動や状態の変化を表す動詞がseinを取ります。Ich bin nach Berlin gefahren.「ベルリンへ行った」、Er ist eingeschlafen.「彼は眠り込んだ」。ほかのほとんどの動詞はhabenです。seinとbleibenは移動も変化もないのにseinを取る例外です。日本語ではどちらも「〜した」なので区別の手がかりはありません。「どこかからどこかへ動いたか」「状態が変わったか」を自分に聞く習慣をつけましょう。

Perfektは「haben」か「sein」か

どうして名詞を大文字で書くのですか。

ドイツ語では、すべての名詞を大文字で書き始めるからです。人名や地名だけではありません。der Tisch、die Freude、das Leben。これは読む人への合図で、どの語が名詞かがすぐわかります。動詞や形容詞も、名詞として使うと大文字になります。das Essen(食事)、beim Laufen(走っているときに)。日本語にはない規則ですが、漢字が文の中で目印になるのと少し似た働きです。

大文字で書くもの

名詞の複数形は、どうやって覚えればいいですか。

日本語は「本」が一冊でも十冊でも「本」ですが、ドイツ語の名詞には複数形があり、しかも作り方がいくつもあります。der Tisch – die Tische、das Buch – die Bücher、die Frau – die Frauen、das Auto – die Autos、der Lehrer – die Lehrer。傾向はあります。-ung、-heit、-keitの女性名詞は-en、外来語は-sが多い、など。でも結局は単語ごとに覚えるのが確実です。冠詞、単数、複数を一組にしましょう。複数形の冠詞はどの性でもdieなので、そこは楽です。

複数形

どうしてIch bin 30 Jahre altと言い、「Ich habe 30 Jahre」と言わないのですか。

ドイツ語は年齢を「持つ」ものではなく、「〜歳である」状態として表すからです。英語のI am 30 years oldと同じ考え方で、日本語の「30歳です」とも近いので、実は覚えやすい規則です。seinとhabenの使い分けは、ほかにもいくつかあります。Ich habe Hunger.「おなかがすいた」は「空腹を持っている」、Ich habe Angst.「怖い」は「不安を持っている」。気持ちや体の状態の多くはhabenと名詞で言います。

「sein」と「haben」

単語と発音

どの単語から覚えるか、どう覚えるか、どう発音するか、方言はどうか。

ドイツ語の単語は、いくつ知っていればいいですか。

数よりも、どの単語かのほうが大事です。日常会話の大部分は、意外に少ないよく使う単語でできています。その多くは冠詞、代名詞、前置詞、sein、haben、machenのような小さな語です。このサイトの単語リストはB1までで、よく使うものから、そしてテーマごとに並んでいます。まずA1のリストを確実にし、それから自分の生活に近いテーマを選んで広げましょう。

単語リスト

どの単語から覚えればいいですか。

毎日の生活で、それなしでは困る単語からです。あいさつ、数、時刻、曜日、家族、食べ物、道を聞く言葉、そしてgehen、kommen、habenのようなよく使う動詞。ドイツに住んでいるなら、住まい、役所、医者の言葉も早めに。名詞はいつも冠詞と複数形といっしょに、動詞はできれば過去分詞といっしょに覚えると、後で二度覚え直さずに済みます。

単語リスト

単語は、どうやって覚えればいいですか。

思い出す練習がいちばん効きます。単語帳を何度も眺めるより、日本語を見てドイツ語を思い出す、ドイツ語を聞いて意味を思い出す、という小さなテストを繰り返しましょう。忘れかけたころに復習するのが効率的で、このサイトの練習はそのように間隔を空けて出題します。単語は単独でなく短い文の中で覚えると、性や格もいっしょに身につきます。そして声に出すこと。目だけで覚えた単語は、口から出てきません。

練習へ進む

ドイツ語の発音は、どう練習すればいいですか。

日本語を話す人にとって大きな課題は三つです。一つ目は母音のない子音です。Strumpfを「シュトルンプフ」と言わないように、子音を子音のままつなげます。二つ目はrとlの区別と、のどの奥で作るドイツ語のrです。三つ目はüとöで、舌は「イ」「エ」の位置のまま唇を丸めます。母音の長短は日本語にもあるので、そこは自信を持ってかまいません。一音だけが違う二つの語の組を聞き比べ、まねをして、自分の声を録音して聞くのが効果的です。

発音:聞き比べの組

発音をカタカナで書いておいてもいいですか。

最初の手がかりとしてならかまいませんが、すぐに手放しましょう。カタカナはどの子音の後にも母音を入れ、rとlを同じ文字で書き、üやöやchを書き分けられません。Brotが「ブロート」になると、ドイツ語にない母音が二つ増えます。ドイツ語のつづりは発音にかなり忠実なので、規則を覚えればつづりそのものがいちばんいい発音記号になります。

発音:聞き比べの組

数字と時刻を、どうしても聞き間違えます。なぜですか。

ドイツ語は21から99までの数を「1と20」のように、一の位を先に言うからです。einundzwanzigは「21」、siebenundvierzigは「47」。日本語の「にじゅういち」とは順序が逆です。時刻もわなです。halb dreiは「2時半」で、「3時半」ではありません。3時に向かって半分という考え方です。電話番号は一けたずつ言うことが多いので、そこは楽です。数は毎日少しずつ、声に出して練習するのがいちばんです。

数、時刻、日付

バイエルンやスイスの人の言葉がわかりません。間違ったドイツ語を学んでいるのでしょうか。

いいえ。学んでいるのは標準語で、それはドイツ語圏のどこでも通じます。ドイツ語には方言が多く、南部、オーストリア、スイスでは日常の会話が方言のことがよくあります。日本でも、標準語を学んだ人が初めて地方の方言を聞くと戸惑うのと同じです。ほとんどの人は、こちらが標準語で話せば標準語で答えてくれます。耳は時間とともに慣れていきます。

ドイツ語が話されている所

このサイトについて

教材の出どころ、だれのためのものか、何ではないか。

まったくゼロからでも、このサイトを使えますか。

使えます。A1の最初のテーマはアルファベットと発音から始まり、説明はすべて日本語です。単語リストもA1のあいさつと数から始まります。順番どおりに進めば、前のテーマで習っていないことが後で突然出てくることはありません。わからない用語があれば、それが最初に出てくるテーマに戻りましょう。

レベルごとの文法

このサイトの教材は、どこから来ているのですか。

すべてこのサイトのために書かれたものです。単語の選び方、例文、説明、練習問題は、ほかの教科書や試験問題集から写したものではありません。ドイツ語の部分はほかの言語版と共通で、日本語の説明は日本語を話す人のために別に書いています。講座、試験、役所についての答えは一般的な情報です。公式で最新の情報を出すのは、担当の役所だけです。