ドイツ語の数、時刻、日付
ドイツ語の数は難しいのではなく、組み立ての順序が違うだけです。「einundzwanzig」は「1と20」、「halb drei」は3時半ではなく2時半、千の区切りは点で、小数点はコンマ、日付は日、月、年の順です。規則はわずかです。難しいのは、急いでいるときに日本語の習慣が戻ってくることです。電話で、レジで、ホームで、予約を決めるときに。
ここにあるものはすべて、手で書いたのではなく計算したもの
このページで文字で書き表した数は、どれもサイトを生成するときにルールから作り出したもので、下の練習問題も同じルールから出題しています。100個の数を手で打ち込んだ表は、だれにも気づかれない誤りが入りこむ機会が100回あるということです。すべて、別に独立して書いたもうひとつの版と照らし合わせています。対象は2000までのすべての数、一日のすべての分、一年のすべての日です。
日本語の感覚がじゃまをする19のポイント
このページは、数の種類ではなく、こうしたポイントごとに構成しています。ここまで来た人なら、20までは数えられるはずだからです。
「einundzwanzig」:一の位が先、十の位が後
日本語では十の位を先に言います。にじゅういち、よんじゅうなな。ドイツ語は21から99まで逆で、一の位、und、それから十の位と、すべて一語で言います。einundzwanzigは文字どおり「1と20」、siebenundvierzigは「7と40」です。規則は簡単でも、難しいのは速さです。聞くときは2番目の数字を先に聞き、最初の数字が来るまで頭に置いておかなければなりません。vierundfünfzigを聞いて45と書く――電話番号、値段、バスや部屋の番号で――のが、いちばん多い数の間違いです。メモのこつ:先に一の位を右側に書き、その前に十の位を書き足しましょう。
「eins Uhr」ではなく「ein Uhr」
数えるときの1はeinsです。eins, zwei, drei。後に名詞や数の続きが来ると-sが落ちます。ein Uhr、ein Euro、einundzwanzig。後に何も来ないと戻ります。halb eins、Es ist eins. もう一つのわな:eine Uhrは「時計」で、時刻ではありません。
「halb drei」は2時半
日本語を話す人にとって、数のわなでいちばん大きいのがこれです。日本語の「2時半」は過ぎた2時から数えますが、ドイツ語のhalbは次の時刻に向かって数えます。halb dreiは「3時に向かって半分」、つまり2時半です。「半」を見て「3時半」と思うと、医者にも、面接にも、シフトにも1時間遅れて着いてしまいます。2時半と言いたいならhalb drei、3時半ならhalb vierです。自信がなければ聞き返すか、24時間制で言いましょう。そこには計算がありません。vierzehn Uhr dreißig。
「Viertel vor drei」:3時15分前
15分単位はViertel(4分の1)で数えます。Viertel vor dreiは「3時の15分前」で2時45分、Viertel nach dreiは「3時15分過ぎ」で3時15分です。vorは「前」、nachは「後」。分でも同じです。zehn vor achtは8時10分前、zehn nach achtは8時10分。日本語の「〜分前」と同じ組み立てなので、halbさえ押さえれば、残りは素直です。
「am Montag」:曜日は「in」ではなく「am」
日本語の「月曜日に」の「に」は、ドイツ語では時間の種類によって三つの前置詞に分かれます。曜日、時間帯、日付はam(an demの短い形):am Montag、am Wochenende、am Abend。月と季節はim:im Mai、im Winter。時刻はum:um acht Uhr。そして年の前には何もつけません。
「drei Bücher」:助数詞は要りません
日本語は数えるものによって助数詞を変えます。3冊、3人、3枚、3本、3匹。ドイツ語にはこの仕組みがなく、数のすぐ後に名詞の複数形を置くだけです。drei Bücher、drei Leute、drei Hunde。その代わり、名詞を複数形にするのを忘れないようにしましょう。Stück(〜個)を使うのは、パンやケーキのように切り分けるものか、店で個数を言うときです。drei Stück, bitte(三つください)。
「03.05.2024」:日、月、年の順
日本語は大きいほうから、年、月、日の順に書きます。ドイツ語は逆で、日、月、年です。03.05.2024は5月3日で、3月5日ではありません。区切りは点です。書類の生年月日や賞味期限、予約の日付で取り違えると、2か月ずれることもあります。英語のアメリカ式(月、日、年)とも違うので、三つの順序を頭の中で分けておきましょう。
「am dritten Mai」:日付に前置詞
いつ起こるかを言う日付の前にはamが来て、序数は語尾-enを取ります。am dritten Mai、am ersten Januar。日付そのものが主語ならderと語尾-eです。Heute ist der dritte Mai. 日本語の「5月3日」は「3日」と数を言うだけですが、ドイツ語の日付は「3番目の日」と序数で言います。月の名前は変化しません。
「der 3. Mai」:序数の後の点
ドイツ語では、数字の後の点が序数のしるしです。der 3. Maiはder dritte Maiと読みます。3. Stock(4階)、2. Klasse(2等、2年生)も同じです。点を落とすと、ただの数になってしまいます。
「dreihundertzweiundvierzig」:全部つなげて一語
100万未満の数は、どんなに長くても一語で書きます。dreihundertzweiundvierzig、einundzwanzigtausend。漢数字の「三百四十二」を区切らずに書くのと同じ感覚です。Millionからは、それぞれが大文字の別の名詞になります。zwei Millionen fünfhunderttausend。ふだんは数字で書き、文字で書くのは契約書や書式くらいです。
「1.500 Euro」:千の区切りは点
日本では「1,500円」とコンマで千を区切りますが、ドイツでは点で区切ります。1.500 Euro。ドイツ語の1,500 Euroは1ユーロ50セントで、1500ユーロではありません。コンマは小数点の役目だからです。家賃、給料、広告の値段を読むとき、1000倍の読み違いが起こりえます。
「2,5 Kilo」:小数点はコンマ
日本語の小数点はピリオドですが、ドイツ語ではコンマです。2,5 Kilo、0,5 Liter、3,14。読むときはKommaと言います。zwei Komma fünf。ドイツ語のピリオドは千の区切りなので、2.5と書くとドイツ人は2500のような数を思い浮かべるかもしれません。
「dreißigtausend」:「万」はありません
日本語は大きな数を4けたごとに「万」「億」で数えますが、ドイツ語は3けたごとにtausend、Million、Milliardeで数えます。だから「3万」は「30の千」でdreißigtausend、「10万」はhunderttausend、「100万」はeine Million、「1億」はhundert Millionenです。「万」にあたる単語はないので、頭の中で4けたを3けたに組み替えるのがこつです。値段や人口を聞くときは、まず点の位置を思い浮かべましょう。
「fünf nach halb drei」は2時35分
半の近くでは、ドイツ語はちょうどの時刻からではなくhalbから数えます。fünf vor halb dreiは2時25分、fünf nach halb dreiは2時35分です。halb dreiが2時半だとわかっていれば計算はできますが、2段階の計算で、会話では時刻を一度しか聞けません。日本語にはこの言い方がないので、聞き取りで練習しておきましょう。
「neunzehnhundertvierundachtzig」:年は百の単位で
1100年から1999年までの年は、百の単位で「19百84」と言い、一語で書きます。tausendneunhundertvierundachtzigでも通じますが、年をそう言う人はいません。2000年からはまたふつうの数です。zweitausendvierundzwanzig。生まれた年はどの役所でも聞かれるので、一度声に出して練習しておく価値があります。
年の前に前置詞はつけません
日本語の「1984年に」も英語のin 1984も、in 1984と言いたくさせます。ドイツ語では年だけを前置詞なしで置きます。Ich bin 1984 geboren. 前置詞を使いたいなら、im Jahr 1984とimとJahrをいっしょに言います。in 1984は英語から来た形で、ビジネスでは耳にしますが、多くの人はまだ間違いだと感じます。
「eine Milliarde」:10億
ドイツ語のeine Milliardeは10億、eine Billionは1兆です。わなは英語から来ます。英語のbillionは10億なので、英語のニュースを読む人はドイツ語でもeine Billionと書きがちで、数が1000倍になってしまいます。MillionとMilliardeは名詞なので、1より大きい数の後では複数形です。zwei Millionen。
「Wilhelm II.」:君主の番号の後に点
日本語では「ヴィルヘルム2世」と書きますが、ドイツ語ではローマ数字の後に点を打ちます。序数だからです。Wilhelm II.と書き、Wilhelm der Zweiteと読みます。序数は形容詞のように変化します。unter Wilhelm dem Zweiten。世紀も序数で言います。das 20. Jahrhundert(20世紀)。
「die zweitgrößte Stadt」:一語で
日本語では「2番目に大きい町」と説明的に言いますが、ドイツ語は語尾のない序数と最上級をくっつけて一語にします。die zweitgrößte Stadt、der drittbeste Platz、das zweitälteste Kind。離して書いても意味は通じますが、間違いで、ていねいに書かれた文章にも残りやすいものです。
数
一の位が先、それから「und」と十の位。100万未満はすべて一語です。序数は数字に点をつけ、19までは語尾「-te」、20からは「-ste」です。千の区切りはふつう点です。
| 数字 | 文字で | 序数 |
|---|---|---|
| 1 | eins | 1. – erste |
| 2 | zwei | 2. – zweite |
| 3 | drei | 3. – dritte |
| 7 | sieben | 7. – siebte |
| 8 | acht | 8. – achte |
| 11 | elf | 11. – elfte |
| 16 | sechzehn | 16. – sechzehnte |
| 17 | siebzehn | 17. – siebzehnte |
| 20 | zwanzig | 20. – zwanzigste |
| 21 | einundzwanzig | 21. – einundzwanzigste |
| 30 | dreißig | 30. – dreißigste |
| 45 | fünfundvierzig | 45. – fünfundvierzigste |
| 54 | vierundfünfzig | 54. – vierundfünfzigste |
| 67 | siebenundsechzig | 67. – siebenundsechzigste |
| 100 | hundert | 100. – hundertste |
| 101 | hunderteins | 101. – hunderterste |
| 342 | dreihundertzweiundvierzig | 342. – dreihundertzweiundvierzigste |
| 1.000 | tausend | 1000. – tausendste |
| 1.001 | tausendeins | 1001. – tausenderste |
| 21.000 | einundzwanzigtausend | 21000. – einundzwanzigtausendste |
万、100万、それ以上
ドイツ語は3けたごとに数え、「万」にあたる語はありません。100万からはそれぞれが名詞で、大文字、別の語、そして複数形になります。「eine Milliarde」は10億、「eine Billion」は1兆です。
| 数字 | 文字で |
|---|---|
| 10.000(1万) | zehntausend |
| 100.000(10万) | hunderttausend |
| 1.000.000(100万) | eine Million |
| 2.000.000 | zwei Millionen |
| 2.500.000 | zwei Millionen fünfhunderttausend |
| 100.000.000(1億) | hundert Millionen |
| 1.000.000.000(10億) | eine Milliarde |
| 1.000.000.000.000(1兆) | eine Billion |
年
1100年から1999年までは「hundert」を使って百の単位で、ほかはふつうの数として言います。
| 年 | 読み方 |
|---|---|
| 1492 | vierzehnhundertzweiundneunzig |
| 1517 | fünfzehnhundertsiebzehn |
| 1683 | sechzehnhundertdreiundachtzig |
| 1868 | achtzehnhundertachtundsechzig |
| 1900 | neunzehnhundert |
| 1945 | neunzehnhundertfünfundvierzig |
| 1989 | neunzehnhundertneunundachtzig |
| 1999 | neunzehnhundertneunundneunzig |
| 2000 | zweitausend |
| 2024 | zweitausendvierundzwanzig |
時刻
会話では12時間制を使います。「半」は次の時刻に向かって数え、時間帯は文脈でわからないときに足します。時刻表、ラジオ、役所の予約では24時間制で、計算はありません。ドイツ東部・南部とオーストリアでは「viertel vier」(3:15)、「drei viertel vier」(3:45)という言い方も聞きます。わかれば十分で、自分で言う必要はありません。
| 時刻 | 会話で | 時刻表とラジオ | 時間帯 |
|---|---|---|---|
| 01:00 | ein Uhr | ein Uhr | nachts |
| 09:05 | fünf nach neun | neun Uhr fünf | morgens |
| 09:15 | Viertel nach neun | neun Uhr fünfzehn | morgens |
| 09:20 | zwanzig nach neun | neun Uhr zwanzig | morgens |
| 09:25 | fünf vor halb zehn | neun Uhr fünfundzwanzig | morgens |
| 09:30 | halb zehn | neun Uhr dreißig | morgens |
| 09:35 | fünf nach halb zehn | neun Uhr fünfunddreißig | morgens |
| 09:45 | Viertel vor zehn | neun Uhr fünfundvierzig | morgens |
| 09:50 | zehn vor zehn | neun Uhr fünfzig | morgens |
| 12:00 | zwölf Uhr | zwölf Uhr | mittags |
| 12:30 | halb eins | zwölf Uhr dreißig | mittags |
| 14:30 | halb drei | vierzehn Uhr dreißig | nachmittags |
| 20:15 | Viertel nach acht | zwanzig Uhr fünfzehn | abends |
| 00:10 | zehn nach zwölf | null Uhr zehn | nachts |
日付
日が先、月、年が後で、日本語とは逆の順です。数字の区切りは点です。言うときは序数で、月の名前は変化せず、語尾は文によって変わります。日付が主語なら「der」、その日に何かが起こるなら「am」です。
| 日付 | 数字で | 主語として | 「am」と |
|---|---|---|---|
| 1791年5月3日 | 03.05.1791 | der dritte Mai siebzehnhunderteinundneunzig | am dritten Mai |
| 2024年3月1日 | 01.03.2024 | der erste März zweitausendvierundzwanzig | am ersten März |
| 1990年10月3日 | 03.10.1990 | der dritte Oktober neunzehnhundertneunzig | am dritten Oktober |
| 1999年12月31日 | 31.12.1999 | der einunddreißigste Dezember neunzehnhundertneunundneunzig | am einunddreißigsten Dezember |
お金、小数、電話番号
ユーロの記号は金額の後、セントの前はコンマです。話すときは「Euro」が二つの数の間に来て、変化しません。小数点の後は1けたずつ読みます。電話では「drei」と取り違えないよう、2を「zwo」と言います。
| 書き方 | 読み方 |
|---|---|
| 0,01 € | ein Cent |
| 0,75 € | fünfundsiebzig Cent |
| 1,00 € | ein Euro |
| 1,50 € | ein Euro fünfzig |
| 4,50 € | vier Euro fünfzig |
| 19,99 € | neunzehn Euro neunundneunzig |
| 21,00 € | einundzwanzig Euro |
| 1.250,50 € | tausendzweihundertfünfzig Euro fünfzig |
| CHF 3.50 | drei Franken fünfzig |
| 3,14 | drei Komma eins vier |
| 0,5 | null Komma fünf |
| 0 22 77 | null zwo zwo sieben sieben |
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