興味があればどうぞ。学習内容ではありません
英語:短い紹介
英語はどこから来たのか、なぜつづりと発音が食い違うのか、そして日本語を話す人が英語を学ぶときにいちばん驚くこと。
- 語族
- インド・ヨーロッパ語族、ゲルマン語派(西ゲルマン語)
- 文字
- ラテン文字(アルファベット)、26文字
- 主な使用地域
- イギリス、アイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド
- 国際的な位置
- 国際的なやり取りで最もよく使われる言語の一つ
- 語彙
- ゲルマン語の土台に、フランス語とラテン語から来た言葉が厚く重なっている
- このサイトでは
- イギリス英語
どこから来たのか
英語はゲルマン系の言語で、ドイツ語やオランダ語とは姉妹の関係にあります。5世紀、アングル人、サクソン人、ジュート人などが、今のドイツ北部やデンマークのあたりから海を渡ってブリテン島にやって来ました。英語は彼らの方言から育った言語です。名前もそこから来ていて、EnglishもEnglandも「アングル人」にさかのぼります。
1066年、ノルマン人がイングランドを征服し、それからおよそ300年のあいだ、宮廷や裁判所ではフランス語が使われました。そのため今でも、牧場にいる動物は英語本来の名前で呼ばれ、食卓に出る肉はフランス語から来た名前で呼ばれます。cowとbeef、pigとporkがその例です。
つづりと発音
日本語のかなは、書いたとおりに読めます。一方、漢字は同じ字でも読み方がいくつもあり、文脈で決まります。英語はその中間です。文字は音を表しますが、いつも当てになるとは限りません。理由は歴史にあります。15世紀ごろから英語の長い母音の発音が大きく変わりましたが、つづりはそれより前に印刷によってほぼ固まっていました。だからknifeのkやnightのghは、昔は発音されていたのに、今は読みません。
よい知らせもあります。英語のつづりは不規則に見えても、よく出る文字の組み合わせの読み方はかなり安定しています。数十のパターンを覚えれば、初めて見る単語の多くはだいたい正しく読めるようになります。
日本語と英語の行き来
日本語には英語から入った言葉がたくさんあります。テレビ、コンピューター、アイスクリーム。ただし、カタカナ語は発音も意味も英語と同じとは限りません。マンションは英語のmansion(大邸宅)ではなく、ふつうはflatやapartmentです。カタカナで書かれた形は、英語の発音の手がかりとしてもあまり頼りになりません。
反対に、英語も日本語から言葉を借りています。tsunami、karaoke、sushi、emoji、そして「大君」から来たtycoon(大物、実業界の大立者)などです。これらは改めて覚える必要はありません。見かけたら気づけば十分です。
日本語を話す人がいちばん驚くこと
まず語順です。日本語では動詞が文の最後に来ますが、英語では主語のすぐあとに動詞が来て、目的語はその後ろです。「私は毎朝コーヒーを飲みます」はI drink coffee every morning。日本語では「は」「を」「に」といった助詞が語の役割を示すので語順をかなり自由に変えられますが、助詞のない英語では語順そのものが役割を決めます。主語も省けません。日本語なら「行きます」で済むところを、英語ではI goと言い、天気の話でさえitを主語に置きます。
次に冠詞と数です。日本語にはaやtheに当たる言葉がなく、名詞の単数と複数もふつうは区別しません。英語ではa book、the book、booksのどれにするかを毎回決めなければなりません。最後に時制、特に現在完了形です。「〜したことがある」がいつもhave doneになるわけではなく、yesterdayやlast yearのように過去の時をはっきり言えば、ふつうの過去形を使います。